第8回 歯の色について

歯の着色と変色

日本は欧米と比較して、歯には関心が低い国と言われています。表面的なところだけを綺麗にして、見えにくい部分をおろそかにするのは日本人の国民性なのかもしれません。しかし、不幸にして歯に着色があったり、虫歯があって見た目が良くないと、精神的な負担にもなる場合があります。『歯をきれいにしたい』と歯科医院を訪れる患者さんの多くは、気になって大きな口を開けて笑えないと言います。今回はそんな歯の色に関するお話です。
※着色とは・・・歯の表面に色がつく事。(歯自身の色はそのまま)
※変色とは・・・歯の色そのものが変化する事。(歯の色の種類)

1. 歯の表面的な汚れが原因の着色(タバコ、お茶、コーヒーなどによる着色)
2. 神経をとってしまった歯の変色(暗紫色)

・薬物や全身の代謝異常が原因となる歯の変色
・エナメル質のでき方が不十分な事による変色
・加齢に伴う黄ばみが強くなる変色
・それ以外の原因として・・・抗生剤
3. 母親が妊娠3ヶ月から出産までにテトラサイクリンという薬を服用した事で子供に発症するテトラサイクリン変色
4. 虫歯のつめものの劣化に伴う変色

着色の治療方法

1. 研磨剤で汚れた歯の表面を磨く
2. 塩を特殊な機械で吹き付けて汚れを落とす。(ヤニ、汚れなど)

変色の治療方法

【軽度の場合】
・歯を漂白する(歯面に漂白剤を塗り、光を当てて白くする)

【重度の場合】
・歯の表面に白い薄片を貼る(ラミネートベニア)
・変色した歯を削って代わりに白い歯をかぶせる