第23回 医療費控除について

医療費控除についてのご質問をよくいただきます。「医療費控除」とはなんでしょう?本人または本人と同一生計にある家庭にかかった医療費の合計が、年間で10万円を超えた場合に、その越えた分が医療費控除の対象額、とされています。

「年間に10万円以上の医療費がかかった場合には、税金の控除の対象になります」ということですが、何が、どこまでが「医療費」なのかがよくわからないことと思います。病院や歯科医院に支払ったものがすべて「医療費」になるわけではないからです。法令でも「...その病状などに応じて一般的に支出される水準を著しく超えない部分の金額...」と、「水準を著しく超えない部分」というように表現されており、一般的な常識や病状などの状況に応じて変化するということです。なお、医療費控除は、原則として、ケガや病気に関わるものを対象としていて、美容や健康維持に関わるものは対象になりません。例として、ビタミン剤などもボーダーライン上にあるのではないでしょうか。そのビタミン剤が病気を治療するために欠かせないときは「医療費」、同じビタミン剤でも健康維持のためであればそうではない、ということになります。また、治療費や薬代の他に通院の費用なども対象とされています。自家用車のガソリン代などは対象外になっていますが、タクシーやバス代などは対象になるようです。それでもバスがあって問題なく歩けるのにタクシーを使うと対象外になるようです。

曖昧な表現ばかりで申しわけありません。「水準を著しく超えない部分」という表現から柔軟性を持つ反面、状況に応じて異なるという曖昧な部分でもありますからご了承願います。 それは個々人の状況や生活環境などによっても異なるでしょうから、医療費控除につきましては、かならず最寄りの税務署にご相談をお願いいたします。