第21回 入れ歯とインプラントとブリッジ

コラムの18回目で「もし、歯が抜けてしまったら?」というお話をさせていただきました。虫歯や歯周病、または事故などで残念ながら歯をなくしてしまった場合、放置しておくとお口の中のバランスが崩れて、うまく噛めなくなったり、発音がわるくなるなど様々な問題が生じてきます。そこで失ってしまった部分の治療法として、入れ歯、インプラント、ブリッジでの対処が求められます。ただ、治療法に選択肢があるとして、どの治療がよいのか、どの治療法が自分にあっているのかよくわからないことと思います。今回は各々の治療法の特性をご案内させていただきます。

皆さんもよくご存じの入れ歯は、部分的なものから総入れ歯まで幅広い対応できます。ただし、個人差はあるでしょうけど、固定するものではありませんから、取り付けていると違和感を感じたり、しっかりと噛めないように感じたりすることが考えられます。

◎入れ歯治療について

インプラントも入れ歯と同様に部分的なものから歯をすべてなくしてしまった場合にも対応できます。入れ歯との違いは、インプラント(人工歯根)を顎の骨に埋入することで、固定になるということです。ですから、ほぼ従来のご自身の歯と同様に日常生活を送っていただけます。ただし、インプラントを埋入するという手術を伴います。

◎インプラント治療について

ブリッジは、その名の通りなくしてしまった歯の両隣にブリッジをかけるようにし、なくした部分を補います。固定するための両隣の歯がないような場合にはできません。両隣の歯にブリッジを固定するために歯を削る必要があること、その両隣の歯に負担がかかることが欠点です。それでも入れ歯と違って固定することで違和感はそれほどありません。

お口の中の状態は患者様ごとに異なること、年齢や日常生活の様式、残っている歯の状態、さらに顎の骨の状態なども考慮しなければなりません。また、使用する材質にもそれぞれ特性があり、美観を重視するのか、耐久性を重視するのか、身体への優しさを重視するのかなども考えなくてはなりません。担当医とのカウンセリングで、しっかりとご相談いただき、ご自身に最適な治療法を選択いただければと思います。