第18回 もし、歯が抜けてしまったら?

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歯みがきや歯周病のお話しから少しとびますが、もし歯が抜けてしまったらどうなるのでしょう。もちろん歯がなくなってしまった部分では物を噛むことが出来なくなりますが、それ以外にもさまざまな問題が生じてきます。

ひとつは歯の移動が起こることです。歯が抜けるとそのまわりのの歯はどうなるでしょう。例えば、下の奥歯が抜けてしまった例で考えてみますと、その上の奥歯は今まで噛み合っていた下の奥歯がなくなってしまい、噛み合う相手(下の奥歯)がなくなります。すると困ったことにバランスを崩してしまったその上の奥歯は下がり始めます。また、抜けた下の奥歯の隣りの歯は、抜けてなくなった部分へ寄り始めます。そうなるとまわりの歯まで噛み合わせがわるくなってきます。

もうひとつは、歯を支えていた顎の骨がやせてしまうことです。今まで食事の度にものすごい力がかかっていた顎の骨の負担がなくなります。すると顎の骨は退化し始めます。

もし、歯を無くしてしまった場合は、長期間放置して上の2つのようなことが起こってしまう前に、早めに入れ歯やインプラント治療などで対処することをお勧めします。歯が抜けてしまう原因で最も多いのは虫歯と歯周病です。永久歯は一度なくしてしまうと2度と生えてきません。生涯、美味しい食事を楽しみ、健康な体を保つためにしっかりとお口の中のお手入れをしましょう。