第12回 歯磨きで取り除ける歯垢、取り除けない歯石

歯垢と歯石はどこが違うか。簡単に言うと、上手に歯磨きすれば取り除けるのが歯垢で、歯磨きだけでは取り除けないのが歯石です。では、歯垢はどうしてできるのでしょう。

食事をすると、どうしても口の中に糖分が残ります。すると、口の中にいる虫歯菌が増殖します。この増殖した虫歯菌が糖分を分解してネバネバした物質をつくり、歯にこびりつきます。これが歯垢の正体。この歯垢は歯磨きで取り除くことができます。次に、歯石はどうしてできるか。私たちの唾液中にはカルシウムやリンが含まれていますが、そのカルシウムやリンが歯垢の中に取り込まれ石灰化したものが、歯石。歯と歯ぐきの境い目や歯と歯の間にできた、それこそ石のように硬い歯石は、歯磨きだけでは取り除くことができません。

虫歯や歯石を少なくするには、まず、歯垢を上手に取り除くこと。そのためには、かかりつけの歯科医院で上手な歯磨きの指導を受けてください。