第11回 歯ぎしりについて

「歯ぎしり」この言葉を聞いて、みなさん私は関係ないと思わないでください。なぜかというと、人類のほとんどが歯ぎしりをしているからです。歯ぎしりの自覚のある人はたったの8%!!と言われています。そして18%の人には強い歯ぎしりがあります。何より恐いのは、音の出ない歯ぎしりがある人です。

歯ぎしりの種類

1.グラインディング(いわゆる歯ぎしり)
・上下の歯を横にこすり合わせるもの。
・音が大きい。
2.タッピング
・顎を上下に、物を食べるようにカチカチさせるもの。
3.クレンチング(ほとんどの人がやっている)
・噛みしめたり、くいしばるもの。
・音が出ない。
・自覚症状がない。

これらの歯ぎしりで歯に加わる力は、食事時の2倍にもなります。特に寝ている間は無意識のため、とても大きな力が加わります。それによって歯が抜ける・割れる・すり減るなどの症状がおきます。さらに顎関節症の原因にもなります。

重度の歯ぎしり自己診断法

1. 起床時に両頬の筋肉に痛みやこわばりがないか?
2. 虫歯でないのに歯が痛い。
3. 犬歯の先が削れて尖っていない。
4. 口腔内の粘膜や、唇の裏側や舌側に傷や歯型などがついていないか?

歯ぎしり軽減法

1. 筋肉・精神のリラクゼーション
親指以外の4本の指で、両頬を5分程度、比較的強い力で押したり回したり、コリをほぐすようにマッサージする。
2. 就寝時の姿勢
枕が高かったり、枕の一部分に頭の上方を乗せて寝ると歯ぎしりしやすいので、低い枕に首の付け根まで乗せ、顎を上に向けて寝る。
3. 自己暗示法
寝る直前、布団の中で「唇は閉じて、歯は離す。」と声に出して20回唱えてから寝る。効果は1ヶ月以内に現れ、歯ぎしりの回数と強さは半分以上に軽減します。
4. ナイトガード(ボクシングのマウスピースのようなもの)
歯科医院で診断後にお口の形や顎の形、歯並びに合わせた物を作製します。